秦研究室seminars
研究テーマ
イギリス文化論
研究概要
この総合演習では、イギリス(イングランドを取り上げる)の教育(中等・高等教育)、文学(E.スペンサーの代表作『妖精女王』)及び歴史(ヘンリー八世時代等)を中心に、イギリスの文化について、まず、英語論文や英文資料の探し方、読み方を学んだ上で、最終的に卒業論文を提出してもらうことを計画している。文学で取り扱う『妖精女王』は16世紀に作られた叙事詩であり、アーサー王物語を題材としている。イングランド女王エリザベス一世に捧げられた作品で、彼女の治世時代は文芸や経済が隆盛を極め、彼女自身も白粉を塗って処女王のイメージを確立しようとしていた時代であったが、当時の化粧品には鉛や水銀が使われており、肌に悪影響を与えたのだった。美の追求には科学的証左も必須である例ともなろう。マナーハウスが伸展したのもエリザベス一世時代である。他にも、なぜイギリスが大英帝国を樹立した後没落していったのか? そして現代、世界の中でのイギリスの立ち位置は? 等々。イギリス文化を学んでいく中で、イギリス人の考え方や生き方、気質を考える授業にもなるように試みる。
