学術・教育
「起業論」特別授業にメイクアップ&ネイルアーティストの木下美穂里氏が登壇
ネイル業界を切り拓いてきたトップアーティストが語る「好き」を仕事にする力
2025年7月10日(木)、ビューティ&ウェルネス専門職大学にて起業論の特別授業が行われ、メイクアップ&ネイルアーティストであり、60年以上の歴史と伝統を誇るビューティーの名門校「木下ユミ・メークアップ&ネイル アトリエ」の校長を務める木下美穂里氏が登壇しました。
講義では、ヘアメイクアップアーティストとして映画・CM・企業プロモーションなどに携わってご活躍されてきた経験や、まだ「ネイリスト」という言葉がなかった時代から関わってきた歩みについて語られました。
プロフェッショナルとして「できない」「わからない」と言わず、仕事を成し遂げるために準備と努力を惜しまない姿勢に、学生たちは深く心を打たれていました。
ネイリストという言葉が日本発であること、日本人の器用さが世界から評価されていること、近年のジェルネイルやメンズネイルの普及など、業界の進化にも触れ、将来美容の道を目指す学生たちにとって大きな刺激となる内容でした。
また、「好きをビジネスにするには、絶対的な学びと興味が必要」と語り、ネイルやメイクアップを単なる“技術”としてではなく、マーケティングやカウンセリング、グローバル感覚など幅広い視野で捉えることの重要性を強調されました。
講義の締めくくりには、2025年春夏の最新メイクトレンドも紹介され、学生たちは熱心にメモを取りながら聞き入っていました。
自らの夢を言葉にし続けてきたことで、憧れだったリカちゃん(人形)とのコラボも実現したというエピソードには、挑戦を続けることの大切さが込められていました。
将来、美と健康のプロフェッショナルとして活躍を目指す学生たちにとって、夢を形にする力と行動の大切さを学ぶ貴重な一日となりました。
講師紹介
木下 美穂里(きのした みほり)氏
メイクアップ&ネイルアーティスト/ビューティクリエイター
木下ユミ・メークアップ&ネイル アトリエ 校長/日本ネイリスト協会 理事
日本のCM業界で初めてスカルプチュアネイル技術を導入。ボディメイクで世界広告ポスター展最優秀賞受賞。数多くのCM・ドラマ撮影においてタレント・モデルのビューティコーディネート等を担当。
日本の映像メイクアップの創始者木下ユミを引き継ぎ、60年以上の歴史を誇るビューティの名門校“木下ユミ・メークアップ&ネイル アトリエ”とネイルサロン「ラ・クローヌ」を運営。