
中島 敬方【教授】ナカシマ タカマサ
教員
- 担当科目
- 経営学概論/経営戦略論
- 専門分野
- 経営学/労使関係論
修士(経営学)
前:近畿大学 経営学部 教授
前:近畿大学大学院 商学研究科 教授
Message
企業や組織を運営するために必要な要素は「経営資源」と呼ばれ、その内訳として一般的に「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4つが重要であるといわれています。経営とは、この4つの資源をいかに活用し、企業の理念・ビジョンを実現するための道のりを描くことです。
企業にとって適切な利潤を獲得することは必要不可欠ですが、それだけでは十分ではありません。ともに働く従業員、商品やサービスを購入してくださるお客様、取引先、地域社会など、企業活動に関わるすべての人たちに喜ばれる在り方を、自ら考察できる力を身につけていただきたいと考えています。
企業にとって適切な利潤を獲得することは必要不可欠ですが、それだけでは十分ではありません。ともに働く従業員、商品やサービスを購入してくださるお客様、取引先、地域社会など、企業活動に関わるすべての人たちに喜ばれる在り方を、自ら考察できる力を身につけていただきたいと考えています。
プロフィール
- 経歴・活動
経歴・活動
大阪大学法学部卒業後、法政大学大学院経営学専攻博士後期課程を満期退学。
(財)連合総研主任研究員を経て、近畿大学経営学部教授・同大学院商経学専攻教授として、人的資源管理論や雇用政策を中心に研究・教育に従事。
現在は、経営民主ネットワーク代表理事、日本労働ペンクラブ幹事を務めるほか、日本労務学会、日本労使関係研究協会の会員としても活動。
- 教育内容・研究内容
教育内容・研究内容
私は「経営学概論」「経営戦略論」を担当しています。いずれも理論を中心に学修する講義科目ですが、できるだけ多くの事例研究(ケース・スタディ)を取り入れるよう工夫しています。
授業では、毎回、講義内容に関する意見や感想、質問などをミニ・レポート(Minute Paper)に記入していただき、その内容に応じて次回の講義で取り上げ、説明や回答を行うようにしています。学生との対話を重視し、理解を深めていけるよう心がけています。
現在の研究テーマとしては、従業員のエンゲージメント(働き甲斐や労働意欲)を高める人材マネジメント、労使コミュニケーションの在り方の追求、そしてAI時代における「労働の未来」に関する展望と課題の研究に取り組んでいます。
また、働き方の変化や多様化により、現行の労働基準法が十分に対応できていない非正規雇用者の「労働者性」の再定義や、形骸化しつつある「労働者代表制」の見直しについても課題と捉え、さまざまな場で発表や提言を行っていきたいと考えています。
- 論文発表
論文発表
- 「『ポスト資本主義』は企業任せで実現可能か」
『経営民主主義 No.84』経営民主基本法制定推進ネットワーク、2023年12月31日発行、pp.3–10 - 「実質賃金の向上と公正なる分配制度」
『経営民主主義 No.87』経営民主基本法制定推進ネットワーク、2024年12月31日発行、pp.31–38 - 「環境・人権デューディエリジェンスと労働組合の役割」
『経営民主主義 No.88』経営民主基本法制定推進ネットワーク、2025年4月30日発行、pp.3–10
- 「『ポスト資本主義』は企業任せで実現可能か」
- 著書
著書
- 『国際化と人材開発』小池和男編・監修、ナカニシヤ出版、2007年11月15日
第6章「タイ人生産労働者の働く意欲」 - 『キャリアデザイン講座(第3版)』大宮登監修、日経BP社、2019年2月19日
第10章「キャリアデザインと職場理解(2)キャリア形成と求められる基礎能力」
第11章「キャリアデザインと職場理解(3)多彩な職種や業種と自分の適職」
- 『国際化と人材開発』小池和男編・監修、ナカニシヤ出版、2007年11月15日
- 講演実績
講演実績
- 「キャリアをめぐる30年」
労働経済研究会報告、2025年3月28日、於・飯田橋RUKO
- 「キャリアをめぐる30年」
