教員紹介Teacher

秦 由美子【教授】

秦 由美子【教授】ハダ ユミコ

教員

担当科目
英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、総合演習
専門分野
イギリスの高等教育/パブリック・スクール研究/英語教育

博士(教育学)
イギリス研究センター長

Message

教育の成果とはすぐに現れるものではなく、その人の人生の10年後、20年後に現れてきます。
また、人生は楽しいことばかりではなく、失敗やつらい思いをすることも沢山あります。
しかし、そのときにどう立ち向かうかで、その後の皆さんの人生は変わってきます。
ぜひ、多くの先人の考えを学びながら、そして、自分で考える力を育みながら、自分自身を支える前向きな精神力を養ってほしいと願っています。

プロフィール

経歴等

肩書き

前:同志社女子大学 表象文化学部・英語英文学科 教授
  同志社女子大学 大学院(英語英文学科)専攻長
  女性アクティベーションセンター 委員
現:イギリス研究センター長

経歴/研究テーマと取り組みについて

【経歴】

オックスフォード大学で修士号(比較教育学),東京大学で博士号(教育学)を取得。
アゴラブリタニカ(イギリス研究会)、日英欧研究学術交流センター(Research Institute for Japan, the UK, and Europe:RIJUE)を立ち上げ,RIJUEメンバーと海外の大学(オックスフォード大学等)と共同研究を実施中。

【研究テーマ・主な取り組みの内容】

オックスフォード大学で学位を取得後、30年以上イギリスの教育を研究してきました。イギリスの教育は変化が激しいと同時に、頑固に変わらぬところもあり、まるでイギリス人そのものを見ているかのようです。

2023年からJSPSのファンドで「女性リーダー育成の社会構成要素の探求」について研究を進めています。本学は女性が主となって活躍する場所が多いので、一人でも多くの女性リーダーが育ち、社会に出ていってほしいと思っています。

教育内容・研究内容

教育内容

英語の授業を通して、イギリスの文化や社会について学ぶ機会を提供しています。特にヒアリングやスピーキングを重視し、実践的な英語力を養成します。英語は練習を重ねれば必ず上達するものであり、その成果はこれまでの学生たちが示してきました。授業では、英語力の向上だけでなく、イギリス文化を広く学び、社会で必要とされる国際的な視野を育むことを大切にしています。大学生活では、失敗を恐れず挑戦し、多くの先人から学びながら前向きな姿勢を育んでほしいと考えています。

研究内容

研究テーマは「イギリスの大学ガバナンス」です。教育・研究活動を通して、学生の皆さんが社会に出る前に自信をつけられるよう支援していきます。

業績一覧

業績一覧

著書

  • 『変わりゆくイギリスの大学』(学文社, 2001年)
  • 『イギリス高等教育の課題と展望』(明治図書, 2001年)
  • The “Big Bang” in Japanese Higher Education(Trans Pacific Press, 2003年)
  • 『新時代を切り拓く大学評価-イギリスと日本』(東信堂, 2007年)
  • 『イギリスの大学』2014年 東信堂

  •  

    『パブリック・スクールと日本の 名門校』2018 年 平凡社新書

  • “International Connections: Personal Stories and Cultural Contexts in University Partnerships from China and Beyond.”  207-222. 2018年 Exploring Consensual Leadership in Higher Education, Bloomsbury Academic: London & New York.

  •  

    『映画で読み解く イギリスの の名門校』2024年 光文社新書

そのほか多数(全21冊出版)

学術論文

  • 「英国大学自治と高等教育政策」(『教育行財政研究』関西教育行政学会, 2002年)
  • 「イギリスにおける教養教育」(『大学研究』筑波大学大学院研究センター, 2002年)
  • 「イギリス高等教育におけるマス化の持つ意味」(『社会学雑誌』神戸大学, 2008年)
  • 「イギリスの大学の管理運営と組織文化」(『教育学研究』日本教育学会, 2009年)
  • “The Affective Economy of Internatiolisation: Migrant Academics in and out of Japanese Higher Education.
    3:1, 2019: 51-74. 2019年 Policy Reviews in Higher Education, Routledge.

そのほか査読付き・依頼論文を含め30本以上発表

科学研究費・委託研究

  • 「高等教育における大学院化の意義と問題点」(文部科学省, 1997年~)
  • 「ヨーロッパにおける高等教育の国際化がイギリス高等教育に与えた影響」(2006年)
  • 「女性リーダー育成の社会構成要素の探求」(基盤研究B, 2024~2027年)

そのほか多数の国際共同研究・委託研究に従事

翻訳

  • 『科学と大学の将来-日米大学長は語る』(京都大学出版会, 1995年, 共訳)
  • 『アメリカの高等教育-質的低下克服への道』(教育開発研究所, 1997年, 共訳)
  • 『高等教育改革の国際的動向』(国立教育政策研究所, 2003年, 共訳)

書評

  • ロナルド・ドーア著『不思議の国・日本』書評(『英日文化』, 2002年)
  • 有本章編『変貌する世界の大学教授職』(玉川大学出版部, 2013年)書評

そのほか多数

新聞・メディア掲載

  • 「イギリス高等教育の質評価問題」(『東大新報』, 2002年)
  • “The Big Shrink” (The Chronicle of Higher Education, 2003年)
  • 「ギャップ・イヤー」シリーズ(『週刊 教育資料』, 2011年)
  • NHK総合テレビ「クローズアップ現代」出演(2013年)
  • 日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」出演(2016年)

そのほか多数

 

国際会議・講演

  • Society for Research into Higher Education(グラスゴー, 2002年)
  • Bologna Follow-Up Group Meeting(ブリュッセル, 2009年)
  • OECD Higher Education Stakeholder Forum(パリ, 2017年)
  • 国内外の大学・研究機関にて多数の招待講演・学会発表を実施

詳細な業績はこちら

外部リンク

日英欧研究学術交流センター(Research Institute for Japan, the UK, and Europe)

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